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火打山BC第3話2022年5月4日(水)

道のり長かった火打山もついにその頂に辿り着いた。
ここからご褒美の滑降
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気合をいれて支度するN谷、ブラッシングにぬかりはない。
それに比べて、特別何もしない越後のズボラな二人
性格がでますWW
そしてついに滑降の時が!
しかし、板を履いて下るもいきなりのピンチが現れる。
目の前には一面笹 ささーーーー
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山頂から影火打の下りは積雪不足のため熊笹が顔を出しまともにすべる状態ではなかったようだ。
仕方なく板を脱いで熊笹をかき分け歩いて影火打ドロップポイントまで移動
なんだか勿体ない。
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影火打には山スキー数名のパーティーがこれから落とそうと準備をしている。
先にどうぞと声をかけていただいたので、ありがたくお先に大斜面から惣兵衛落谷へ滑り落とした。
「イエーーーーー」と思わず声に出るほどちょうどいい傾斜にシットリパウダーが舞ってまさかこの時期にこんなにいいコンディションで滑れるなんて贅沢すぎーーー
広い大斜面に思いのままシュプールを刻む。
板も走り足元から伝わる柔らかい感触は厳冬期を思い起こすほどだ。
数時間かけて登って来た疲れはこの一瞬でぶっとっぶ!
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降りかえってみた大斜面 マンダムがあふれ出る。
もう昇天した3人は緩斜面手前で休憩
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求めたわけではないが自然と笑みが
時間があればもう一度登り返して滑りたいほどだった。
ここから滑るルートを確認
サクラ谷の上部が雪が雪崩れているように見えたので、惣兵落谷から鍋倉谷ルートで進むことにした。
下界に下るほどやはりストップスノーが時々板をつかむので転びそうになる。
ついにヒコサの滝で行き止まり
ここで天狗の庭か高谷池のどちらかかと思うが、サクラ谷に滑って降りた団体と出会った。
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話を聞くとデブリもなかったようで、快適に滑れたらしい。
なるほど、山頂に行かなくとも十分遊べる斜面はここにはあるらしい。
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ここから傾斜のない樹林帯をぬけて、林道出合まで
林道から笹ヶ峰の駐車場までは除雪がさほど進んでおらず、板を担いで歩くのだが
それがとにかく疲れた。

駐車場に帰って来たのは16時10分
合計9時間20分 移動距離16.7㎞ 1326m登りとなった。
十日町にはすぐに帰って、温泉で整え金太郎寿司さんで反省会
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アナゴの押し寿司と松乃井のコンボ
控えめに言っても、ほっぺたが落ちてしまうほどでした。
いつも美味しいお寿司を出してくれる金太郎さんと火打山に感謝~

火打山BC第2話2022年5月2日(月)

高谷池ヒュッテ
いつかはお泊りしたい宿
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数年前に新館ができたばかりと話題の小屋
これから忙しくなるシーズンです。
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11時9分
ここでちょっと早めのお昼ご飯
私は定番のセブンの枝豆おにぎり
ん! N谷君 君の右手でもってるのはひょっとして・・・
澄んだ空気を汚すのはやめましょうWW
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さぁ あの見える火打山頂までGO
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近くに見えてもなかなかたどり着けないのが登山
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それでも景色がいいと全然疲れません
北アルプス ヤバイ!
焼山に髙妻山までも
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振り返ると妙高山
形がプリンです。
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そして海が似合わないN谷の後ろには日本海
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足元の雪は昨日に降りたての新雪
まさかこの時期にクリスピーな新鮮な雪を味わえるなんて
贅沢すぎるだろ
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最後の急登、おじさん達はもちろんはシートラにアイゼンで
なんとZ君はシールに今日おろしたてのSparkアイゼンで直登!!
なんという技術と体力!
アイゼンの効きが弱いカラコラムからスパークR&Dに変えて良かったと言っていたが
それにしてもここを登るとは信じられない。
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ついに山頂13時9分
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青い空、白い山と絶好の登山日和じゃーーーーん
がんばってここまで来た甲斐がありました。
火打山サイコー!

火打山BC第1話

4/30
火打山行ってきました。
メンバーZ君とN谷君と私のスプリットボード3人組
火打山はバックカントリーで行くのは実は初めて
かなり昔に黒沢岳で引き返したっきり、それ以来暖冬小雪であきらめて今に
体力がついた今こそチャンス
笹ヶ峰登山口駐車場に6時50分出発しました。
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この時期にしては充分に雪が残ってます。
サクサク進んであっという間に黒沢の橋
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テクニシャンZだけ、スキーのまま歩いて渡り
まねしようとも思いましたが、コケて橋から落ちる気がして無難に板をぬいで歩きました。
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朝早くは硬い雪面の十二曲がりは、ほとんどの山スキーはシートラで登るなか、シールとスキーアイゼンでなんとか登り切り
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8時57分 陽がさす尾根に脱出
ここからちょっと危険地帯突入のため板を担いでツボ足
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9時17分
危ないルートから抜け出して安堵の休息
ここで再びシール登行に
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ここから火打山どーーーん
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天気がいいうえに前日の降雪があいまって景色は真っ白に
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黒沢岳のトラバースがとにかく怖い
滑落しそうに・・
いっそのこと黒沢岳に登って滑ってヒュッテに降りたほうが良かったかも
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なんとか無事に高谷池ヒュッテに到着~
ここまでくればもうもらったようなもんです。

当間山BC2022年4月26日(火)

4/24
伊勢平治集落のえざらいと道普請で午前中ボランティア作業
正午から、時間があいたのでNさんをお誘いして二人で当間山へ
今回同行したNさん、BCに少し興味があるとのことで私が以前履いていたスプリットボードとビンディングセットを貸し出して
体験入門コースへご案内してきました。
雪消えが早いのもあって、雪があるのか心配でしたが、BCするには十分
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雪の積もっている車道を登ります。
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当間の天体観測所にはフキノトウが咲き乱れていました。
私有地につき山菜取り禁止の看板があったので、我慢。
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鉄塔から先はブナ林ゾーン
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新緑の黄緑に雪とブナの芽の皮の絨毯が神秘的
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Nさんも感動してくているご様子
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ブナ林を越えてその先へ
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ここから雪がきれていたので板をぬいでツボ足登山
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見晴らし台まで行くことに
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厳冬期に滑ったら良さげな斜面を発見!
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下山はブナの油がソールに付着したため、全く走らず修行でした。
春のブナ林は滑るもんじゃないですね。
あぁ リムーバーで汚れ落とすのが大変だぁ。

かぐらスキー場グリンピア津南横断BC 第4話2022年4月23日(土)

長かった道のりもいよいよこの畑とグリンピア津南のゲレンデを滑って終わりだ。
そう思うと寂しい思いと、疲労との決別に感極まるものがある。
畑はなだらかで傾斜がほとんどないので、スプリットボードはスキーモードでスケーティングで歩いた。
時折現れる傾斜ではヒールロックで斜面を駆け下りる。
そんな繰り返しは太ももにかなり負担がかかり、転びそうになった瞬間力づくで回避すると、右足太もも裏が肉離れに
ブチって音が聞こえるほどの痛みが走る
どうやらやっちまったかもしれない。
明日の仕事は足を引きずりながらになりそうで心配でならないが、仕方ないとあきらめた。
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畑ではバスの墓場のように数台が雪に埋もれていて、この世の風景とはかけ離れている。

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白い雪原は果てしなく続いた。
まるで砂漠のよう

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ついにグリンピア津南スキー場トップに到着
もうここからはスノーボードで滑って降りるだけとなった。
もう歩かなくてもいいと思うと、安堵の気持ちがこみ上げてきた。
TKS君と圧雪車の入っていない荒れたゲレンデをチョッカった。
雪はザラメで良く走ったので、この日最高速度を更新、気持ちいい。
あっという間にホテル前に到着。
長い一日は16時08分に終了。所要時間6時間44分、移動距離は15.7㎞となった。
正式にはここからまだかぐらスキー場に置き去りとなっている車の回収があったので、ここから数時間を要し長い長い一日を終えた。

基本的に登りは470mでしかないので疲れは少ないものの、平坦な下りが多くボード向きではないのと、すでに雪が割れていたのでもう少し早い時期がベストだし、また雪が締まっていないと下りも大変なのでタイミングが難しいルートだと思った。
霧ノ塔からの雪割れは、津南方面から双眼鏡で確認できると思うのでそれで行けるか判断したらいいだろう。

かぐらからグリンピアに行った人がいると聞いたときは、とんだ変態がいるものだと驚いたが
その変態になれたので、少々鼻が高い。WW

かぐらスキー場グリンピア津南横断BC 第3話2022年4月20日(水)

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日陰山から見える苗場山
この角度で見ることはなかなか出来ない貴重な姿
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そして振り返ると越後三山、巻機山が遠くに
ここから登山道を滑れば小松原避難小屋にも辿り着けるが沢のトラバースがめんどくさい
ここは黒倉山までいっそのこと登って真っすぐ傾斜なりに落としたほうがいいだろうと判断し登り下りを繰り返して13時14分に黒倉山をぴくった。
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お腹が減ったのでここでランチ
そしてビールで乾杯
ぽかぽか陽気のなか、汗を流してからのプレモルはヤバイくらいうまかった。
ここからやっとお楽しみの滑走タイム
黒倉山のバーンは残念ながら木が多く気持ちよくスピードは出せない斜面なうえ、走る雪時々ストップスノーだった。
どうやら日陰山と黒倉山の間の尾根を滑ったほうが良かっただろうと今になって思うが・・・
次来るときがあるならそうしたい
200m滑り落とすとそこに小松原小屋が現れた
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今年は積雪が多いのか高い位置につけられた冬季出入り口から簡単に入れるようになっていた。
中をのぞくと思っていたより全然綺麗だし、いつかここで宴会をして一泊したいものです。
さてここからが辛い緩斜面、しかも木々に覆われて見渡しが悪いためGPSを確認しないと行先が分からない。
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気が遠くなるほど緩い斜面を、ツアーモードにしたり、ヒールロックしたり、ライドモードにしたり、シールをつけてみたりガチャガチャモードチェンジしてみるも、とにかくややこしいだけで滑って楽しい斜面は全くなかった。
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15時15分滑り始めてから2時間でようやく笹葉峰うえの畑に到着できた。
GPSがなかったら道迷いしていたかもしれない、そう思うと地図とコンパスを頼りに登って滑っていた時代の人たちがいかに技術があるのかがわかる。
さて、ここから畑をすすんで最後はグリンピア津南のゲレンデを滑ってかぐらスキー場からグリンピア津南までの横断ロングルートは佳境を迎える。
最後こそ楽しみたい願望で目から炎が燃える・・・

つづく