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ノミオ沢再び2025年2月17日(月)

2/16
雪は降らず前日はピーカン
このまま春が訪れるのかなと勘違いするほどだがどうやらそれも束の間で再び最強寒波が居座るらしい
1週間も降り続いたらいったい雪の捨て場が埋まり家はどうなるやら・・・
また地獄のような日々になるのだろうか?
祈ることしかできない。22~24日は連休だけど除雪に時間を費やすことになりそうだ。
せめて雪山に行けるときは行っておきたい。
ということでBCデビューしたばかりのKT氏を連れて比較的安全で急登の少ない、柄沢山ノミオ沢へ
積雪が急激に増えた状況にくわえ、気温も上がるので雪崩には要注意
朝5時に自宅出発
コンビニで食料を購入し6時半にスタート
清水集落からの巻機山桜坂駐車場へとつながる雪に埋もれた車道は雪壁が高すぎて登れない民家なのか空き家なのか不明な低くなっている場所を見つけてよじ登ったが、住民側からすればさぞ迷惑だったろうと思う。
反省して次は住宅のない場所からエントリーしなきゃです。
前日の融雪もあり雪はかなり湿度高め
登山者のわかんらしき踏み跡があちらこちらに
前日に宿泊したような登山者数名とスライドしたり、ガイドさんと中腹まで軽い登山しているパーティーがいたりと山は賑わっていた。
そんななか山スキーや山スプリットボードで歩いているのは自分たちのみ
先行トレースが途中から現れたが、その姿は見えずかなり先にいるようだ。
複雑な傾斜と雪崩そうな傾斜を避けるように進んでいるのをみるとかなりベテランっぽい
せっかくなのでトレースをお借りして進みました。
標高をあげると雪質は湿気がおさまってきている、溶け始めるまえに滑るべきだろう
ときおり休憩をいれてはBCの道具などの話で談笑、水分補給のコーラがうまい
1,000m超えたあたりからなぜか自分のシールに雪がまとわりつきはじめて重い
歩くたびに下駄が高くなる、外してシールにワックスを塗るも結果は変わらず
1,200付近で撤退
ここから滑走、メローな緩斜面としっとり目の湿雪に左右シュプールを描いた。
中腹までは板が走り気持ちいいターンをたのしめたが、そこから下は予想していたとおりストップスノーに
滑走が1時間遅かったようだ。やはり10時前には滑るべきだったんだろう。
ポールを両手に時折手漕ぎで進んで清水集落へ着地しました。
下山飯は混みあうであろう「こしじ」はあえて外して「奥衛門」で青湯(ちんたん)ラーメンをいただきました。
最後まで天気よくまるで春
ホントに寒波来る?
この日が3回目のKZYS氏 余裕の表情

巻機山はクラック多数、雪崩事故が起きなきゃいいけど

余裕あり、山頂まで行っちゃいそうな雰囲気

ときおりスノーボールが上から降り注ぐ、雪崩の前兆でもあるらしいのでそろそろ引き返そうかな

シールがべっとり 決定的敗北・・・ もう歩けません

空は明るく、雪面は日陰 これベスト

雪はまだ冷凍保存状態をキープ はやく滑り落としたい

さらさらパウダーとは言えないしっとり越後パウダーに一筆書き

この一瞬で3時間のハイクの疲労は忘れてしまえる不思議

ストップスノーさえなければ・・・ だが景色もいいからね 70点

ゲンテンチョップスティック スティングレイ兄弟

青湯ラーメン これは旨かった、失った水分とミネラルが補給され満たされた。
早めに自宅に戻れたので、外でツェルトを初めて張ってみた。しかし雪面にペグが効かずに四苦八苦。
ん~ 何かいい方法はないものか・・・ 竹ペグ?

らーめんのろし2025年2月15日(土)

長岡警察署に車庫証明申請に行ったついでに
数年ぶりの「らーめんのろし」
記憶によるとチャーシュー麺でお腹いっぱいになって苦しんだような
今回はおとなしく通常の拉麺と餃子2個で

おおっ それでも半端ないもやしの量!

そして餃子を頼むとサービスでライスが
もちろん美味しい けど 完食キツーーい
午後からの事業場管理責任者の研修は睡魔に襲われ、夜飯は食が進まず・・・
でも美味しいからまたいっちゃうんだよな

阿寺山BC2025年2月13日(木)

2/11
毎日毎日 朝からずーと除雪
体のあちこちが悲鳴をあげとります。
暖冬小雪に慣れ始めていたところからの大雪で確かにこんなに降ってたよな~と改めて豪雪地域の過酷さを再認識しました。
この日も一日会社と自宅の敷地内の雪を除雪したいところでしたが、寒波も峠を越えたらしいので7時から9時の2時間ほどちゃかちゃかっと端に雪をどかして
目指すは大好きな東谷山
っと言いたいところですが、スタートが遅かったのもありちょいきつめの阿寺山へ
阿寺は前回12月は藪で撤退してたし、リベンジじゃい!
だけどこの雪だから、ラッセルきつけりゃ1,000mくらいで降りてこようかな
それでも気晴らしにはなるだろう

広堀川橋に行く道中で雪の壁に驚愕 昔はこれが当たり前だったけど

3m超えですね

関東からのお客様がすでにこれほど・・・

さて準備完了 10時20分スタート いつもの場所からは壁が高くて登れず、低い場所を探してトレースに乗っかりました。

すでにカチカチのトレースが 先行で登ってくれてる皆さんありがとうございます。急いで追いつけるよう頑張ります。いきなりシールトラブル、雪がくっついて団子になり重い、どうやらグルーのカスがくっついていたみたいでスクレーパーで汚れを落とすと復活。よかった 安堵

堰堤もどっさり雪が いつもと景色が違う・・・

山頂は視界悪そう。好転することを微かに期待

とりつきから急登をジグザクとよじ登る。トレースはかなり深く膝をちょい超えているレベル。ラッセルはさぞ苦労しているだろう。早くバトンタッチしてあげたいところだがスピードが速いのかスタートが早かったのか、なかなか追いつけない。

 

かなり上に登ると、後ろからサクサク足音が聞こえる。ものすごいスピードで山スキーヤーに追い抜かれた。その後その方と先頭のラッセル集団に合流。

お礼を伝えて交互に先頭を交代するも山頂手前でほぼ皆さん撤退。自分は滑走が微妙だろうと思い、ピークハントを目指した。

結局、自分の後から来た山スキーヤーと二人っきり、いろんな話をしているとどうやら阿寺山の麓にお住いらしく、おだまき山の会のTU氏と越後駒ケ岳から佐梨川周回をしたKN氏であった。

おお あの有名なお方だったとは さすがラッセルが早いわけです。

山頂に二人で到達

記念に撮影 風が強くて視界はほぼない

どこがどこだかよくわからん 携帯のGPSを頼りに滑走開始

下山は深すぎる雪の抵抗でトレースを外れるとスタック なので上から下までトレースを辿るボブスレー的下山に

まったく楽しくなかった(笑)

 

4回ほどトレース外れ身動き取れずで板を外してもがきを繰り返しようやく下山

あれ、先行でラッセルしてくれた皆さん、まだ下山してない?沢に落として時間がかかっているのかな?心配

それにしてもよく積もりました。小雪も嫌だけど大雪もいかがなものか。そこが自然ってやつで、そんな自分たちの都合のいいようにはいきませんわな。もちろん帰宅して2時間ほど残していた除雪をしました。んー筋肉痛が痛い・・・

刈羽黒姫山BC 伊友クルーで2025年2月3日(月)

2/2
世は節分とやらで、豆まき恵方巻などなど行事をされましたでしょうか?
我が家は子供がいなくなっても律儀に豆をまきました。
これで災いが避けていってもらえれば何より
そんな2/2は朝の6時に伊友町内の3人が我が家に集合
なんとこの度スプリットボードにチャレンジするKTさんとKSと雪板のO君、それと私で刈羽黒姫山へ
まだまだ経験の少ない人も交えているのでわりと軽めの山をチョイスしたつもりでしたが・・・
今思うとちょいキツかったかも(笑)
久しぶりの磯野辺集落はここ数年にはない積雪で身長に近い高さの雪の壁ができていて、乗り越えてスタートすることが簡単ではありませんでした。
また雪板のO君はスノーシューなので、踏み固めたトレースの後を歩いてもらい体力の消耗を少しでも減らすよう歩いてもらい
なおかつ、帰路の滑走するためのトレースも踏んで
とりつきまでの平坦な道は伊友集落内のご近所トークがはずみます。
ご近所クルーならではの会話が楽しい。

天気予報は晴れのはずですが、実際はちょっと曇り 気温は低いものの雪は前日の影響かやや重 はたして板は快適に走るか心配しながら進みます。

黒姫が姿を現した。ところどころ亀裂が入っている、雪崩で今にも落ちそう。もちろん危ないのでそこは滑らずいつも通り尾根を行く計画

とりつきを超えて一段上に キックターンでコケるパイセン達が印象的

キックターンも回数が増えるごとに安定

訳ありでストック1本のO君(笑)

鴨川神社は完全に埋没です。

柏崎刈羽原発と海が見渡せました。わりと穏やかな日本海。

山頂もこんな状態

ついに黒姫山登頂 スタート地点の標高400mから891mまで

曇り空が惜しいな~ でも遠くまで見渡せました。

さぁ~滑るぞ~

ツリーラン 気持ちいい~

雪は重めだけど、楽しむには充分

雪板でもスルスルと走りました。足と板がビンディングでくっついていない分踏ん張りがいるらしいです。まるでサーフィンしているかのようなスタイルでカッコイイ

木立がなくこの日一番気持ち良かった斜面

つらかった登りの記憶も滑走すると忘れてしまう

ロッカー形状の雪板は独特のメローな進み方をする。止まりそうで止まらない。

最後はボブスレーで車まで

皆さん、午後からも忙しいようで車で解散。自分は帰宅後に麺日和そらやさんで嫁さんを誘って二人でラーメンを食しました。
今回は生姜醤油ラーメンをチョイス、煮玉子がついてくるとは知らずトッピングで注文。玉子食べすぎなランチとなりました。おいしかったです。ご馳走様でした。

苗場山BC2025年1月27日(月)

1/25
毎年必ず足を運んでいる苗場山
ここ数年は暖冬小雪で沢が埋まらず右往左往しながら山頂へ行っていたけど、今年ははたしてどうなっているやら・・・
そろそろ行ってみようかと思っているころにZ君からお誘いもあり
Z君と二人でBCしてきました。
天気予報ではしばらく降雪がない日が続いた後の曇り時々雪
午後からは荒れるようで、そんなこともあり早朝5時に小赤沢集落をスタート
ヘッデンを灯しての山登りです。
スタートでは準備やらあれこれ手間取ってしまい数分遅刻
数10メートル先行のZ君を追う形となってしまった。
それでもペースをあげてトレースを追いかけるもその速さになかなか追いつけずに途中からはもうあきらめてマイペースで進む自分。
気が付けばまだ踏んだことのないルートを進んでいるようで、どこを歩いているのかまったく検討つかず、いつになったら3合目の駐車場にたどり着くのだろうと思っていると、すでに5合目に到着しているというありさま(笑)
雪山のルートはまさに十人十色。いままで当たり前のように登山道ルートを歩いていましたが、Zルートの方が早いかも。
そのまま先頭のラッセルをお譲りして私は甘えて後を追う。
そして苗場山の核心、台地へあがる急登に差し掛かるとようやく先頭を交代させてもらいました。
カチカチに固まった雪の上に10㎝ほどのさらさらと乾いた雪質が積もり困ったことにシールが効かない。
滑落しないようにポールをがっちり雪面に指しながらスキーアイゼンの爪を頼りによじ登った。
雪が切れて雪崩れる場面もあって撤退も考えたが、あと50mで山頂とのことだったので気合いのシートラツボ足で突破。
今シーズンもついに険しい苗場山の山頂を踏むことができた。
しかし山頂は強風とガスでホワイトアウトでスマホで山頂の避難小屋画像を取りたかったが寒さで指先が痛くてとてもグローブを外すことができなかったので写真はゼロ。
寒すぎてゆっくり休憩もしていられないから早く滑ろうということで、スマホのGPSを頼りにドロップポイントを探すも自分がどこにいてどこをすすんでいるのやら真っ白でよくわからない。
台地をかなり歩いてドロップポイントに到着したのは10時半ごろだったか。まつ毛は凍るほどの極寒でキツイ。
ようやくホワイトアウトの台地から解放されると思うと安堵でため息が漏れた。
スプリットボードを滑走モードに変換して急斜面を落とすとフカフカの新雪の上を浮遊、まさに地獄から天国。
いままで苗場山の7~8合目急斜面は登りは死ぬほどの苦労させられるものの、滑走は雪が悪く楽しかった記憶がないがZルートは風があたらない地形なのかいい斜面が残されていた。
今後はこのルートにバージョンアップすることにしよう。
そこからは左へトラバースし、1700付近からさらに北へ程よい斜面をドロップ
ここもまたしっとり目の雪質ではあったが浮遊感多めのターンが数回味わいながら絶頂に達した。
4合目から下はトレースを追いかけながら下山したのは12時ちょい前だったか。
津南の「かどまん」で雪山バター拉麺でフィニッシュ。チーズとバターが消費したカロリーを埋めてくれました。

ヘッデンスタート 光量が勝負を分ける

今シーズンは積雪量たっぷりで申し分ない

美しい雪原

オオシビソの森とスノーモンスター

急登に苦しむ

山頂のモンスター

ホワイトアウトに凍る

雪質はバッチリ

ご褒美をいただく

雪山下山後の雪山バターコーン拉麵はまいうー

仙の倉山シッケイ沢滑走BC2025年1月20日(月)

1/19
Z君から平標山のその先、仙ノ倉山からのシッケイ沢を滑りませんかとのお誘いをうけて
なかなかのロングルートに興味は溢れんばかり、是非お供させてくださいと志願
早朝の5時に毛渡沢橋に集合、車をデポしていざ火打峠をスタートしたのは5時50分
Z君、K君、自分の3人での賑やかなパーティーとなった。
火打峠の待避所はこの時間でありながら、すでに登山者らしき団体で10台近く駐車されていた。
すでに前日のトレースが残っていたので難なく足は進む。
気温はだいぶ低く薄手のグローブのなかの指先が痛いほどだった。

ヘッデンで行き先を照らしながらサクサク歩く。先行の登山者を数名追い越して稜線に上がると視界が広がる

うっすら明るくなるころに振り返ると朝日があたる苗場山が美しく目に入る
今日の天気予報は晴れのはずだが、現実はどんよりと雲がかかりところどころ風が強くあたる

とにかく風が強いのでアウターシェルを着込み、グローブは薄手から厚手に
足元の雪はウインドクラストでシールが効きにくいうえにトラバース
ブーツのなかの指がよじれて歩きにくい、この先の仙の倉までもこの状態が続くことを考えて久しぶりにクランポンを付けて歩いた。

後続の登山者たちはほとんどが平標へ向かう中、我ら3人とスノーシューの登山者2名が仙の倉へと進む。

シュカブラが美しい まるで白銀の砂漠

風で雪が飛ばされて積雪がない山頂 はたしてシッケイ沢に雪は溜まっているのだろうか?不安と期待を胸にかかえてひたすら歩いた。

そしてようやく仙の倉到着9時40分 スタートから4時間だからほぼ予定通り
とにかく風が強い~ 強風で休憩もままならず早速シールをはがして滑走準備

吹き付ける強風が辛く、はやくここから立ち去りたい気持ちを我慢して慎重に作業した。そうしないと風で何か飛ばされそうなほどだった。

準備を済ませ、いざ シッケイ沢へ

イエーーーーーー!

壮大なロケーションはここならでは。ついに憧れのルートにシュプールを刻んだぞ、と言いたいところだったが、残念なことに雪面が凸凹でうまく滑れないし雪も硬くスピードも出せずでおとなしくズルズルゆっくり落とすだけ
やはりここは風の影響をうけるところなんでしょう。

太腿、ふくらはぎがパンパン 休憩しましょ ロケーションだけは素晴らしい

まだだいぶ先は長い。このまま最後までカチコチなのか それともフカフカ天国はあるのだろうか・・・

森林限界から下に落とすとそこはメローな斜面が出現。ようやくスノーボードに乗れたっ(笑)きもちいい

そして毛渡沢へ到着。ここでスノーボードは終了

ここでようやく腹ごしらえ。おにぎりとコーラがうめぇ

あとはひたすらクロスカントリーで沢脇を歩きました。

これが永遠と終わらない 大して変化ない景色への退屈と消耗する体力でぶつぶつ不満を口にしながら進むしかなかった。

たまに出現するキツイ登り返しとか、こんなシチュエーションがあるので片シールで最後までといったわけにいかないのが悔しいところ

もうちょい といいながらなかなかゴールは見えない。

そして13時ついにゴール。
トータル7時間半16.5㎞ 登り1100m 下り1527mの山行でした。
西ゼン、万太郎山を滑走したときは毛渡沢が辛すぎてもう当分いかなくていいやと思っていたのにあと3年はいいかな(笑)といいながらまた行くんでしょう、きっと。
それと今回思ったこと。仕事で使うゴム手袋をつけて登ったんですが、防寒として有効だったので今後も使いたいかなと。
あとZ君のポモカのクライミングシールのグライド性能が素晴らしく、平坦なところでは目で見て明らかにスピードに差が開いていました、ちょっとお値段もいいらしいので今のシールがへたったらポモカに替えてみようかな。

下山飯は湯沢の娘々のジャージャー麺 疲労した体には直球ストライクでした。