仙の倉山シッケイ沢滑走BC2025年1月20日(月)
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Z君から平標山のその先、仙ノ倉山からのシッケイ沢を滑りませんかとのお誘いをうけて
なかなかのロングルートに興味は溢れんばかり、是非お供させてくださいと志願
早朝の5時に毛渡沢橋に集合、車をデポしていざ火打峠をスタートしたのは5時50分
Z君、K君、自分の3人での賑やかなパーティーとなった。
火打峠の待避所はこの時間でありながら、すでに登山者らしき団体で10台近く駐車されていた。
すでに前日のトレースが残っていたので難なく足は進む。
気温はだいぶ低く薄手のグローブのなかの指先が痛いほどだった。
ヘッデンで行き先を照らしながらサクサク歩く。先行の登山者を数名追い越して稜線に上がると視界が広がる
うっすら明るくなるころに振り返ると朝日があたる苗場山が美しく目に入る
今日の天気予報は晴れのはずだが、現実はどんよりと雲がかかりところどころ風が強くあたる
とにかく風が強いのでアウターシェルを着込み、グローブは薄手から厚手に
足元の雪はウインドクラストでシールが効きにくいうえにトラバース
ブーツのなかの指がよじれて歩きにくい、この先の仙の倉までもこの状態が続くことを考えて久しぶりにクランポンを付けて歩いた。
後続の登山者たちはほとんどが平標へ向かう中、我ら3人とスノーシューの登山者2名が仙の倉へと進む。
シュカブラが美しい まるで白銀の砂漠
風で雪が飛ばされて積雪がない山頂 はたしてシッケイ沢に雪は溜まっているのだろうか?不安と期待を胸にかかえてひたすら歩いた。
そしてようやく仙の倉到着9時40分 スタートから4時間だからほぼ予定通り
とにかく風が強い~ 強風で休憩もままならず早速シールをはがして滑走準備
吹き付ける強風が辛く、はやくここから立ち去りたい気持ちを我慢して慎重に作業した。そうしないと風で何か飛ばされそうなほどだった。
準備を済ませ、いざ シッケイ沢へ
イエーーーーーー!
壮大なロケーションはここならでは。ついに憧れのルートにシュプールを刻んだぞ、と言いたいところだったが、残念なことに雪面が凸凹でうまく滑れないし雪も硬くスピードも出せずでおとなしくズルズルゆっくり落とすだけ
やはりここは風の影響をうけるところなんでしょう。
太腿、ふくらはぎがパンパン 休憩しましょ ロケーションだけは素晴らしい
まだだいぶ先は長い。このまま最後までカチコチなのか それともフカフカ天国はあるのだろうか・・・
森林限界から下に落とすとそこはメローな斜面が出現。ようやくスノーボードに乗れたっ(笑)きもちいい
そして毛渡沢へ到着。ここでスノーボードは終了
ここでようやく腹ごしらえ。おにぎりとコーラがうめぇ
あとはひたすらクロスカントリーで沢脇を歩きました。
これが永遠と終わらない 大して変化ない景色への退屈と消耗する体力でぶつぶつ不満を口にしながら進むしかなかった。
たまに出現するキツイ登り返しとか、こんなシチュエーションがあるので片シールで最後までといったわけにいかないのが悔しいところ
もうちょい といいながらなかなかゴールは見えない。
そして13時ついにゴール。
トータル7時間半16.5㎞ 登り1100m 下り1527mの山行でした。
西ゼン、万太郎山を滑走したときは毛渡沢が辛すぎてもう当分いかなくていいやと思っていたのにあと3年はいいかな(笑)といいながらまた行くんでしょう、きっと。
それと今回思ったこと。仕事で使うゴム手袋をつけて登ったんですが、防寒として有効だったので今後も使いたいかなと。
あとZ君のポモカのクライミングシールのグライド性能が素晴らしく、平坦なところでは目で見て明らかにスピードに差が開いていました、ちょっとお値段もいいらしいので今のシールがへたったらポモカに替えてみようかな。
下山飯は湯沢の娘々のジャージャー麺 疲労した体には直球ストライクでした。