苗場山BC2025年1月27日(月)
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毎年必ず足を運んでいる苗場山
ここ数年は暖冬小雪で沢が埋まらず右往左往しながら山頂へ行っていたけど、今年ははたしてどうなっているやら・・・
そろそろ行ってみようかと思っているころにZ君からお誘いもあり
Z君と二人でBCしてきました。
天気予報ではしばらく降雪がない日が続いた後の曇り時々雪
午後からは荒れるようで、そんなこともあり早朝5時に小赤沢集落をスタート
ヘッデンを灯しての山登りです。
スタートでは準備やらあれこれ手間取ってしまい数分遅刻
数10メートル先行のZ君を追う形となってしまった。
それでもペースをあげてトレースを追いかけるもその速さになかなか追いつけずに途中からはもうあきらめてマイペースで進む自分。
気が付けばまだ踏んだことのないルートを進んでいるようで、どこを歩いているのかまったく検討つかず、いつになったら3合目の駐車場にたどり着くのだろうと思っていると、すでに5合目に到着しているというありさま(笑)
雪山のルートはまさに十人十色。いままで当たり前のように登山道ルートを歩いていましたが、Zルートの方が早いかも。
そのまま先頭のラッセルをお譲りして私は甘えて後を追う。
そして苗場山の核心、台地へあがる急登に差し掛かるとようやく先頭を交代させてもらいました。
カチカチに固まった雪の上に10㎝ほどのさらさらと乾いた雪質が積もり困ったことにシールが効かない。
滑落しないようにポールをがっちり雪面に指しながらスキーアイゼンの爪を頼りによじ登った。
雪が切れて雪崩れる場面もあって撤退も考えたが、あと50mで山頂とのことだったので気合いのシートラツボ足で突破。
今シーズンもついに険しい苗場山の山頂を踏むことができた。
しかし山頂は強風とガスでホワイトアウトでスマホで山頂の避難小屋画像を取りたかったが寒さで指先が痛くてとてもグローブを外すことができなかったので写真はゼロ。
寒すぎてゆっくり休憩もしていられないから早く滑ろうということで、スマホのGPSを頼りにドロップポイントを探すも自分がどこにいてどこをすすんでいるのやら真っ白でよくわからない。
台地をかなり歩いてドロップポイントに到着したのは10時半ごろだったか。まつ毛は凍るほどの極寒でキツイ。
ようやくホワイトアウトの台地から解放されると思うと安堵でため息が漏れた。
スプリットボードを滑走モードに変換して急斜面を落とすとフカフカの新雪の上を浮遊、まさに地獄から天国。
いままで苗場山の7~8合目急斜面は登りは死ぬほどの苦労させられるものの、滑走は雪が悪く楽しかった記憶がないがZルートは風があたらない地形なのかいい斜面が残されていた。
今後はこのルートにバージョンアップすることにしよう。
そこからは左へトラバースし、1700付近からさらに北へ程よい斜面をドロップ
ここもまたしっとり目の雪質ではあったが浮遊感多めのターンが数回味わいながら絶頂に達した。
4合目から下はトレースを追いかけながら下山したのは12時ちょい前だったか。
津南の「かどまん」で雪山バター拉麺でフィニッシュ。チーズとバターが消費したカロリーを埋めてくれました。
ヘッデンスタート 光量が勝負を分ける
今シーズンは積雪量たっぷりで申し分ない
美しい雪原
オオシビソの森とスノーモンスター
急登に苦しむ
山頂のモンスター
ホワイトアウトに凍る
雪質はバッチリ
ご褒美をいただく
雪山下山後の雪山バターコーン拉麵はまいうー