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刈羽黒姫山BC 伊友クルーで2025年2月3日(月)

2/2
世は節分とやらで、豆まき恵方巻などなど行事をされましたでしょうか?
我が家は子供がいなくなっても律儀に豆をまきました。
これで災いが避けていってもらえれば何より
そんな2/2は朝の6時に伊友町内の3人が我が家に集合
なんとこの度スプリットボードにチャレンジするKTさんとKSと雪板のO君、それと私で刈羽黒姫山へ
まだまだ経験の少ない人も交えているのでわりと軽めの山をチョイスしたつもりでしたが・・・
今思うとちょいキツかったかも(笑)
久しぶりの磯野辺集落はここ数年にはない積雪で身長に近い高さの雪の壁ができていて、乗り越えてスタートすることが簡単ではありませんでした。
また雪板のO君はスノーシューなので、踏み固めたトレースの後を歩いてもらい体力の消耗を少しでも減らすよう歩いてもらい
なおかつ、帰路の滑走するためのトレースも踏んで
とりつきまでの平坦な道は伊友集落内のご近所トークがはずみます。
ご近所クルーならではの会話が楽しい。

天気予報は晴れのはずですが、実際はちょっと曇り 気温は低いものの雪は前日の影響かやや重 はたして板は快適に走るか心配しながら進みます。

黒姫が姿を現した。ところどころ亀裂が入っている、雪崩で今にも落ちそう。もちろん危ないのでそこは滑らずいつも通り尾根を行く計画

とりつきを超えて一段上に キックターンでコケるパイセン達が印象的

キックターンも回数が増えるごとに安定

訳ありでストック1本のO君(笑)

鴨川神社は完全に埋没です。

柏崎刈羽原発と海が見渡せました。わりと穏やかな日本海。

山頂もこんな状態

ついに黒姫山登頂 スタート地点の標高400mから891mまで

曇り空が惜しいな~ でも遠くまで見渡せました。

さぁ~滑るぞ~

ツリーラン 気持ちいい~

雪は重めだけど、楽しむには充分

雪板でもスルスルと走りました。足と板がビンディングでくっついていない分踏ん張りがいるらしいです。まるでサーフィンしているかのようなスタイルでカッコイイ

木立がなくこの日一番気持ち良かった斜面

つらかった登りの記憶も滑走すると忘れてしまう

ロッカー形状の雪板は独特のメローな進み方をする。止まりそうで止まらない。

最後はボブスレーで車まで

皆さん、午後からも忙しいようで車で解散。自分は帰宅後に麺日和そらやさんで嫁さんを誘って二人でラーメンを食しました。
今回は生姜醤油ラーメンをチョイス、煮玉子がついてくるとは知らずトッピングで注文。玉子食べすぎなランチとなりました。おいしかったです。ご馳走様でした。

苗場山BC2025年1月27日(月)

1/25
毎年必ず足を運んでいる苗場山
ここ数年は暖冬小雪で沢が埋まらず右往左往しながら山頂へ行っていたけど、今年ははたしてどうなっているやら・・・
そろそろ行ってみようかと思っているころにZ君からお誘いもあり
Z君と二人でBCしてきました。
天気予報ではしばらく降雪がない日が続いた後の曇り時々雪
午後からは荒れるようで、そんなこともあり早朝5時に小赤沢集落をスタート
ヘッデンを灯しての山登りです。
スタートでは準備やらあれこれ手間取ってしまい数分遅刻
数10メートル先行のZ君を追う形となってしまった。
それでもペースをあげてトレースを追いかけるもその速さになかなか追いつけずに途中からはもうあきらめてマイペースで進む自分。
気が付けばまだ踏んだことのないルートを進んでいるようで、どこを歩いているのかまったく検討つかず、いつになったら3合目の駐車場にたどり着くのだろうと思っていると、すでに5合目に到着しているというありさま(笑)
雪山のルートはまさに十人十色。いままで当たり前のように登山道ルートを歩いていましたが、Zルートの方が早いかも。
そのまま先頭のラッセルをお譲りして私は甘えて後を追う。
そして苗場山の核心、台地へあがる急登に差し掛かるとようやく先頭を交代させてもらいました。
カチカチに固まった雪の上に10㎝ほどのさらさらと乾いた雪質が積もり困ったことにシールが効かない。
滑落しないようにポールをがっちり雪面に指しながらスキーアイゼンの爪を頼りによじ登った。
雪が切れて雪崩れる場面もあって撤退も考えたが、あと50mで山頂とのことだったので気合いのシートラツボ足で突破。
今シーズンもついに険しい苗場山の山頂を踏むことができた。
しかし山頂は強風とガスでホワイトアウトでスマホで山頂の避難小屋画像を取りたかったが寒さで指先が痛くてとてもグローブを外すことができなかったので写真はゼロ。
寒すぎてゆっくり休憩もしていられないから早く滑ろうということで、スマホのGPSを頼りにドロップポイントを探すも自分がどこにいてどこをすすんでいるのやら真っ白でよくわからない。
台地をかなり歩いてドロップポイントに到着したのは10時半ごろだったか。まつ毛は凍るほどの極寒でキツイ。
ようやくホワイトアウトの台地から解放されると思うと安堵でため息が漏れた。
スプリットボードを滑走モードに変換して急斜面を落とすとフカフカの新雪の上を浮遊、まさに地獄から天国。
いままで苗場山の7~8合目急斜面は登りは死ぬほどの苦労させられるものの、滑走は雪が悪く楽しかった記憶がないがZルートは風があたらない地形なのかいい斜面が残されていた。
今後はこのルートにバージョンアップすることにしよう。
そこからは左へトラバースし、1700付近からさらに北へ程よい斜面をドロップ
ここもまたしっとり目の雪質ではあったが浮遊感多めのターンが数回味わいながら絶頂に達した。
4合目から下はトレースを追いかけながら下山したのは12時ちょい前だったか。
津南の「かどまん」で雪山バター拉麺でフィニッシュ。チーズとバターが消費したカロリーを埋めてくれました。

ヘッデンスタート 光量が勝負を分ける

今シーズンは積雪量たっぷりで申し分ない

美しい雪原

オオシビソの森とスノーモンスター

急登に苦しむ

山頂のモンスター

ホワイトアウトに凍る

雪質はバッチリ

ご褒美をいただく

雪山下山後の雪山バターコーン拉麵はまいうー

仙の倉山シッケイ沢滑走BC2025年1月20日(月)

1/19
Z君から平標山のその先、仙ノ倉山からのシッケイ沢を滑りませんかとのお誘いをうけて
なかなかのロングルートに興味は溢れんばかり、是非お供させてくださいと志願
早朝の5時に毛渡沢橋に集合、車をデポしていざ火打峠をスタートしたのは5時50分
Z君、K君、自分の3人での賑やかなパーティーとなった。
火打峠の待避所はこの時間でありながら、すでに登山者らしき団体で10台近く駐車されていた。
すでに前日のトレースが残っていたので難なく足は進む。
気温はだいぶ低く薄手のグローブのなかの指先が痛いほどだった。

ヘッデンで行き先を照らしながらサクサク歩く。先行の登山者を数名追い越して稜線に上がると視界が広がる

うっすら明るくなるころに振り返ると朝日があたる苗場山が美しく目に入る
今日の天気予報は晴れのはずだが、現実はどんよりと雲がかかりところどころ風が強くあたる

とにかく風が強いのでアウターシェルを着込み、グローブは薄手から厚手に
足元の雪はウインドクラストでシールが効きにくいうえにトラバース
ブーツのなかの指がよじれて歩きにくい、この先の仙の倉までもこの状態が続くことを考えて久しぶりにクランポンを付けて歩いた。

後続の登山者たちはほとんどが平標へ向かう中、我ら3人とスノーシューの登山者2名が仙の倉へと進む。

シュカブラが美しい まるで白銀の砂漠

風で雪が飛ばされて積雪がない山頂 はたしてシッケイ沢に雪は溜まっているのだろうか?不安と期待を胸にかかえてひたすら歩いた。

そしてようやく仙の倉到着9時40分 スタートから4時間だからほぼ予定通り
とにかく風が強い~ 強風で休憩もままならず早速シールをはがして滑走準備

吹き付ける強風が辛く、はやくここから立ち去りたい気持ちを我慢して慎重に作業した。そうしないと風で何か飛ばされそうなほどだった。

準備を済ませ、いざ シッケイ沢へ

イエーーーーーー!

壮大なロケーションはここならでは。ついに憧れのルートにシュプールを刻んだぞ、と言いたいところだったが、残念なことに雪面が凸凹でうまく滑れないし雪も硬くスピードも出せずでおとなしくズルズルゆっくり落とすだけ
やはりここは風の影響をうけるところなんでしょう。

太腿、ふくらはぎがパンパン 休憩しましょ ロケーションだけは素晴らしい

まだだいぶ先は長い。このまま最後までカチコチなのか それともフカフカ天国はあるのだろうか・・・

森林限界から下に落とすとそこはメローな斜面が出現。ようやくスノーボードに乗れたっ(笑)きもちいい

そして毛渡沢へ到着。ここでスノーボードは終了

ここでようやく腹ごしらえ。おにぎりとコーラがうめぇ

あとはひたすらクロスカントリーで沢脇を歩きました。

これが永遠と終わらない 大して変化ない景色への退屈と消耗する体力でぶつぶつ不満を口にしながら進むしかなかった。

たまに出現するキツイ登り返しとか、こんなシチュエーションがあるので片シールで最後までといったわけにいかないのが悔しいところ

もうちょい といいながらなかなかゴールは見えない。

そして13時ついにゴール。
トータル7時間半16.5㎞ 登り1100m 下り1527mの山行でした。
西ゼン、万太郎山を滑走したときは毛渡沢が辛すぎてもう当分いかなくていいやと思っていたのにあと3年はいいかな(笑)といいながらまた行くんでしょう、きっと。
それと今回思ったこと。仕事で使うゴム手袋をつけて登ったんですが、防寒として有効だったので今後も使いたいかなと。
あとZ君のポモカのクライミングシールのグライド性能が素晴らしく、平坦なところでは目で見て明らかにスピードに差が開いていました、ちょっとお値段もいいらしいので今のシールがへたったらポモカに替えてみようかな。

下山飯は湯沢の娘々のジャージャー麺 疲労した体には直球ストライクでした。

柄沢山BC2025年1月13日(月)

1/4 やたらと喉が痛い
ひょっとしてと思いながら上越国際当間ゲレンデで久しぶりのスノーボードをするも、背筋が寒いし関節が痛い
間違いない、インフルエンザをどこからもらったらしい
家に帰って体温計で計ると38.5度の高熱が・・・
ということで約1週間自宅療養していました。最悪な年始・・・
そしてようやく1/12リハビリバックカントリーです。
行先はちょっと軽めの柄沢山方面
天気予報も悪くないし、つらくなったら迷うことなく撤退で
今回はKO君をお誘いして二人でのBCです。
早朝6時に早川のセブン集合を30分寝坊で遅刻。
すでに清水集落の待避所は巻機山を狙う山スキーヤーたちの車でいっぱいでした。
われらは柄沢、駐車してある車はなく 静かな雪山が楽しめそうだ。
さっそくシールを板に張り付けて歩き始めた、先行のトレースはなくわれら二人のみくるぶし程度のラッセルで前に進む。

今回は涸沢川からは進まず、清水集落から巻機山桜坂駐車場へと続く車道から歩いた。

威守松山方面から見える黒岩峰 迫力がすごい

雪が多く感じるものの、埋まらない滝 滑走では気を付けないと落ちる

KO は今日も元気

樹林帯を抜けて森林限界へ

先行のスキーヤーのトレースを拝借、道しるべのおかげで1500mまで

振り返るとナイスビュー

山頂に近づくほど風は強くなる。

あとちょっとだが標高でいうと300mもある。今日はリハビリBCなので無理せずここで撤退

下山のKO

ふかふかの雪山、下山開始は11時50分 雪が腐る前に

 

藪なきツリーランは控えめに言ってもサイコー

登り堪えあり、滑り堪えあり

 

ときにはツボ足で

狙っていない場所で下山(笑)どこここ?

下山飯は壱八商店のチャーシュー麺 うまい!

ラーメンキッチン雪ヶ谷2025年1月3日(金)

あけましておめでとうございます。ついに辰年から巳年に、蛇の様に脱皮の一年にしたいと思います。2025年もよろしくお願い致します。
元日は集落の賀詞交歓会で日本酒を飲みすぎて・・・
ほぼ記憶ないまま帰宅
酔いがさめての除雪
1/2は待機当番のためお家でいい子にゴロゴロ、たまに街ブラからの千年の湯で温泉浴
1/3は所用で浦佐へ
ついでに目に入ったラーメン屋さんにIN
らーめんキッチン雪ヶ谷さんへ
外には「朝ラー」ののぼり
なんと朝7時から営業しているらしい、きっと朝ごはんになるくらい優しい味付けなのだろうか・・・

おお!細麺 今日は醤油の煮卵のトッピング
昔ながらの系 おいしかったし スープ完飲でフィニッシュ!
いいスタートが切れたぞ!また来ます。ご馳走様でした。

巻機山BC2024年12月31日(火)

12/30
2024年の滑り納めにふさわしい山は・・・
やはり巻機山ではなかろうか
29日の大雪のあとなら、BC猛者たちがいくつかのトレースをつけているはず
平標山の疲れが残っているので、それを拝借する作戦だ。
早朝の6時に清水集落の道路待避所で待ち合わせ
10分ほど遅刻したがちょうど除雪車が作業していたらしく
それを待っての結局6時半スタートとなった。
近年混雑する巻機山だが、この日は私とZ君、そしてもう一人の合計3名しかいない

そのうちワシャワシャ集まってくるだろう。
すでにトレースは1本、先行のテレマーカーさんがつけてくれているようだ。

いつもの二子沢川沿いの車道ルートはどうしたわけか外れていてこの日のトレースはスノーボードでにはちとつらいアップダウン激しい苦難の道
少しでも楽をしたいので踏みなおしたりもしたが、結局はボブスレーで板が走るかどうかは微妙といったところ
後続の人が川沿いの道を改めて踏んでくれることを祈るばかり

桜坂駐車場手前のトイレに着くと屋根には2mを超える積雪でもう少しで隠れるところ
12月でこれなら安心だ。きっと井戸の壁の藪も埋まってるに違いない。
井戸の壁手前にて先行のテレマーカーの人に追いついた。

早速お礼を伝え、ラッセルを交代した。
この日は思った以上に積雪があり、膝上ラッセルで到底3人で山頂まではきつすぎる
年末の休日、この天気なので必ず後続がたくさん追いかけてくはずだから、それまで頑張ろうと励ましながら踏み続けた。
特に井戸の壁はほぼ埋まっている藪のほかに元気に育っている藪もあり、急斜面でジグザクととにかく進まない。
壁が終わった5合目に到着したのは10時でスタートから3時間半もかかった。


見晴らしのいいところで空を見上げると雲一つない青空に米子頭山、居頭山、柄沢山が太陽に照らされて神秘的だった。


思わず歓喜の声がでる。
テレマークの人は米子沢を狙っているらしく、そこから大滝を覗いてみたが埋まりかけてはいるものの口を開けて沢の流れる音が聞こえていた。
さすがにリスキーなのでピストンをお勧めし再び森林限界まで歩き始めた。
それにしても後続が来る気配がまったくない、いったい何が起きているのだろうか?
事故で高速が止まっているとか?みんなスキー場へ?
早く来てもらわないと、3人で膝上ラッセルはキツイ


森林限界に入るころにはすでに予定を大幅にこえた11時50分
山頂に着くころには14時か?? やばいな18時から忘年会の約束が・・・おそらく間に合わない
時間と体力を消耗して8合目のニセ巻手前の急登まで


ここにきてようやく後続の2名のスキーヤーがラッセルをバトンタッチしてくれた。ありがたい。
しかしニセ巻に着いた頃にはもう膝は100%のエネルギーを消費していたのでここでゲームオーバー


ニセ巻から本巻を眺めて滑走下山開始


いつもはカッチカチンの斜面もこの日は柔らかくて快適にターンができるし、ノートラック


藪なき雪原はゆったりとしたリズムでメローに滑り落ちた。
7時間もかかったラッセルもこの一瞬で帳消しとなる。
これだから雪山はやめられない。
ツリーランもしっとり目の重い雪ではあったが心地よく板は浮き、走ってくれた。
井戸の壁につくともう賞味期限の切れた激重の雪で四苦八苦
駐車場までのボブスレー下山もうまく繋ぐことはできず数回ツボ足、シール歩行を繰り返し車に辿り着いたのは14時50分
久しぶりの修行BCでした。
それにしてもこの日の巻機山は晴天なのに5人しか入っていないなんて、どうした?