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栃木県那須町の雪崩事故について2017年3月29日(水)

栃木県那須町で起きた雪崩事故について、8名の若い方が命を落とす大変痛ましい出来事に同じ冬山登山をするものとして心が痛めています。
雪崩れやすい状況を把握していたにもかかわらず、ラッセル訓練を強行したことが今回の惨事となったわけですが、もし自分がその場にて正しい判断が出来たのかどうか?疑問が残りますが、山岳部でありながらビーコンを装着せずに山に入らせた指導者には憤りを覚えます。
天候、雪質、地形、あらゆる状況から判断してもやはり雪崩の発生を予知することは難しいことなのである程度は運任せ的になってしまうのはもう仕方ない事なのですが、雪崩を誘発しないことや、発生した場合の対処、準備をしなければ絶対に雪山には入ってはいけません。
最低でも三種の神器ビーコン、ゾンデ、スコップは持ってないと・・・15分以内に救出しなければ助からないのに、間にあうわけないでしょ!
ラッセル訓練なんかよりそっちを徹底して教えてあげて下さい!って思いましたし、自然の脅威に改めて自分の行動を見つめ直さなければって思わされました。
亡くなれた皆さんに心よりご冥福をお祈り致します。