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会津駒ケ岳BC2025年5月1日(木)

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ついに待ちに待ったゴールデンウィークに突入だ
今年は飛び石連休なのでなかなかロングツアーといったわけにはいかないであろうが、一泊二日程度で遠出のBCをして今シーズンを締めくくりたい。
昨年の記録を振り返ると5/11の富士山BCが最後だったので、今年は鳥海山でと思って計画を立てたが直前に天気予報が晴れから雨にかわり、結局鳥海山は延期とし福島の燧ケ岳で計画を練り直した。
起点となる福島県の桧枝岐村は魚沼市の裏、県境であり直線的に地図を眺めると遠くはないが、銀山平からの樹海ラインは除雪が間に合わず通行止めだし、R252の六十里越えのルートは只見町の橋が流されてしばらくは通り抜けできないらしい。
ってなことでえらい遠回りになるが新潟市、阿賀野市を通過し会津を通る片道290㎞のルートで桧枝岐に入った。
片道5時間、山を登るより過酷だ。
今回はKT氏を誘って二人でのBC。
早朝2時から家を出て、現地に到着は7時、運転を代わってくれたおかげで疲労はほぼない。ってか助手席で軽く仮眠したのがよかった。
順調に進み7時に桧枝岐の燧ケ岳の起点となる御池手前の七入へたどり着いた。
さて、除雪が終わってゲートは開通しているかなぁ~
そんな期待はすっかり裏切られて現実は残酷

頑丈にゲートは施錠されて侵入はできる隙も無かった。
ここで燧ケ岳は諦めて、第二案会津駒ケ岳へ転身することに。
駐車場に着くと、すでに登山者多く満車に近かった。
7:52スタート


雪切れしていたり、急登だったりでしばらくは板をザックに縛りシートラツボ足で登る。


アイゼンまでは必要ないがキックステップでしっかり踏み込まないとちょっと怖いかなと感じる。


きついのは最初だけで山頂に近づくほどに緩斜となるはずだと自分で励ましながら登った。
滝沢登山口方面を登る登山者もいたが、雪が残っている沢から尾根を経由してヘリポート跡へ
予想はしていたがすっかり雪はなくなり藪漕ぎで歩いたりと苦労したが、ヘリポートからは歩きやすいルートに木々の根開きで穴が多くて行く手を阻まれたり折れた木の枝がうるさかったりとこのシーズンならではのストレスも時折見せる景色が忘れさせてくれた。
森林限界を超えると山頂も見えて先行の登山者たちで賑わっている様子が伺える。
そりで滑る人もいれば、山スキーで降りてくる人、アイゼンで歩く人と十人十色といったところ。
スプリットボードを足に着けているのは我々二人のみと、どこに行っても珍しい目で見られれている。福島に来てもそこは同じだった。
山頂に到着12:28

左が燧ケ岳、右奥が至仏山

平ヶ岳

越後三山

KT氏

小屋も営業しているようだった。

滑走は期待していた以上に上質なザラメ(フィルムクラスト)でスピードが出る。


大きなターンでシュプールを刻んだ。
中腹からは木々がうるさくクネクネとタイトなターンで障害物をかわしてヘリポートまで。


そこからは登山道をシートラで降りた。
降ろしたてのブーツが泥だらけで悲しい。
滝沢登山口からは雪積もる車道をときおり板を履いたり脱いだりとテキトーに遊んで15:10無事下山した。
下山後は日帰り温泉の赤岩温泉で汗を流し、中野屋で地鶏親子丼をいただいた。


とにかく長い時間の車の運転で疲れたものの、大満足の会津駒の冒険を楽しみました。
同行してくれたKTくんに感謝。来シーズンもまたどこかに一緒に行きましょう。