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大兜山BC2025年3月21日(金)

3/20
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、おそらく最後の冬が17日から19日まで訪れて
20日からの春
22日には以前挑戦したものの天候不良で撤退した牛が岳から大兜山ロングツアーを計画しており
その下見で今回野中集落からの大兜山を逆行して様子を見ることに
今回は久しぶりの単独行
気ままにマイペースで行こう

7時12分 野中スタート 天候晴れ 柔らかく融雪した上に10センチの新雪が積もっている。

他に山に入った跡なく、独りぼっち。トレースなくルートファインディングが試される。いきなり間違えて橋を渡ろうとしてUターン

自分が最近購入したお気に入りのサーモスチタンの水筒にそっくりな建造物現れる
橋をいくつか通過して
デブリだらけの沢沿いを歩く 心臓に悪い

堰堤もいくつか

またもやデブリゾーン ここは雪崩の巣、怖い 駆け足で歩く

雪崩も怖いけど、雪庇の踏み抜きも怖い できるだけ山側を歩いた。

大兜山 見えた。青空と真っ白な山にやる気がわく

雪崩で沢は完全埋没。おかげで渡渉せず。右に高巻き

沢からブナゾーンへ 木漏れ日が癒してくれる

タキ沢に入りここら辺から尾根を登る。先に大兜。まだまだ遠い

細尾根を歩く、段差がいやらしかった。

ここでようやく台地へ 10時20分

雪はくるぶしからスネに深さをました。ちょっと重いけどパウダー

現れた大兜山 どこを滑ろうか悩む。

振り返ってトレース。やはり誰も来ない。独占禁止法違反

Z君はこの岩に挟まれたルンゼを滑ったらしい。んん~ 怖い、やめとこ(笑)

もう少しってとこでバテる。日差しが強い、用意した飲み物が底を突く。

ここも滑りやすそうだけど、日射でちょい重いし、積雪も風で飛ばされている。やはり沢地形のほうが雪がたまっているし日陰と思うといろいろ悩む

越後三山
飛行機が低空で飛んでいた。

山頂の雪庇はここでないと突破できない、山頂踏破12時40分 ここまで5時間半 ラッセルきつかった。

でたーーーーー 牛が岳 超セクシー

4本のシュプールが見える。どうやら清水から野中へ横断しているパーティーらしい。パウダーが上がっている。気持ちよさげ

ここが永松沢から登ってくる尾根ルートだろう。意外と雪はしっかりとついていた。
下見を終えて山頂から北面の沢地形を落とす。ここがヤバかった。体力あるなら登り返して3回くらい滑りたい。

いやーーーー 楽しすぎ。滑り終えて桜餅。春だなぁ
そして野中沢をテクテク歩いて下山


15時10分下山
山行7時間58分 往復12km 高低差1100mの旅でした。結論、大兜山の斜面は今季一二を争う素晴らしい斜面ではあったが野中沢が雪崩のルシアンルーレットで生きた心地がしない。快楽よりも恐怖のほうが勝っちゃってるのでこの日より気温が高くなる22日は中止することにしました。また来年、雪質と積雪量と気温と休日、仲間など条件がそろったときに挑戦することにいましょう。