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阿寺山BC 新規ルート開拓の道2023年1月30日(月)

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大雪になるとの天気予報を耳にし
前日から除雪するも、早朝に外に出るとビックリ!だ
膝上までの積雪で車動けず
4時半から除雪するはめに
1時間ほど駐車場の雪をかたずけて、向かうは三国川ダム
そう、この日はZ君とTさんと自分の3人で阿寺山へバックカントリー
大雪により予定より1時間遅れてのスタートとなってしまった。
Z君は予定通りに到着していたようで、すでにラッセルで道付けしていてくれていた。
Tさんも、自宅の除雪が間に合わず今回はキャンセルとの連絡
この日はおそらく24時間で1m近く積雪があったと思われる
豪雪地域とはいえ、ここまで積もるといろいろなハプニングが起こるのは仕方ない。
雪が舞うなかZ君のトレースを追っかけて歩く
雪深く、膝上ラッセルだ。果たして1508mの頂上まで辿り着けるのか・・・
ハードな一日となる予感WW
除雪されていない道路を進むと、冬の三国川ダムが目に入る。
人気のない静けさの中、大きな建造物が不気味にも見える。
阿寺沢に曲がりしばらく歩き、とりつきに到着するとその先の斜面にZ君の姿が見えた。
急斜面なのでジグをいくつもきって登っているが、深すぎていつも通りには進めないようだ。
軽く挨拶をかわし、名乗り出てラッセルを交代した。
「・・・・」
言葉がでないほど、キツイ
そう雪が深すぎて、板の先があがらない。
ここまで深いラッセルは経験がないのもあるが、まず体力がもたない。
というわけで誠に心苦しいがZ君にほとんど先頭を歩かせてしまったこと、
自分の無力さを実感しました。
8時ころになると、空が明るくなり始め雲の隙間から陽が射す。
雪の予報が外れて、まさかの青空に
途中でサングラスと日焼け止めを身にまとった。
冷たさでキンキンの指先も、グローブを外しても暖かいほどに
お天道様の有難味を知る。
遠くには三国川ダムの水面がゆらゆらと柔らかく陽を反射しているのが美しい。
バテながら、雪が風で飛んで比較的歩きやすい稜線を選んで登る
12時になって、お腹も空いたところで昼食をとると、遠くから叫び声が聞こえた。
どうやらキャンセルしたはずのTさんが雪が止んで太陽が出たことにより奮起し、追っかけて登ってたのだった。
ここから賑やかに3人で登るも13時、1200m手前で撤退
これ以上進んでも、時間的に厳しいとのZ君の判断。
はい、私も同意見、というか足がもげそうですWW
ここからご褒美の滑走、と言いたいのですが、雪深すぎてトレースから外れるともう埋もれて進めないほどのバフバフディープパウダー
危険なので、ボブスレーで下山
なかなかタイトなツリーラン、そして細い尾根と風で作られた凸凹に難しい滑走を強いれて
なんとか無事に下山
過去で一番キツイBC経験でした。
バキバキになった体を千年の湯に浸らせて、家でビールで乾杯
筋肉痛が心地よい。

1時間遅れて7時スタート
Z君はすでに先を進んでいた。

Z君の後を追う、それにしても深いラッセル跡
きっと苦労しているに違いない、急げ!

ガスが抜けて突然現れたダム
まるで要塞

Z君に追いついた

まさかの青空、激しいラッセルに沈みかけた気持ちも晴れる

稜線のたどり着くと、ダム湖が眼下に
素晴らしい景色

ここからずっと尾根歩き
雪庇が怖い

ここからダム方面に落とすもアリかも

自然は偉大だ

Tさんも合流し、テクニカルな下山を楽しみました。