BLOG

おだまき山の会 雪崩講習会2023年1月17日(火)

1/15
いわゆる小正月
一般的にどんと焼きなどの行事に出向いた方も多いのではないでしょうか。
おだまき山の会では恒例行事で、雪崩講習会を開催
コロナで3年ぶり?だったかと
毎年ほぼ同じ内容の講習だけど、毎回失った記憶が蘇ります。
やはりこの手の講習は雪山に入るものとしては必ず受講するべきだと思っています。

実技の実習は、アバランチビーコンを使っての埋没者の捜索

以下、学んだこと
ビーコンの電池は70%切ったら新品に交換しましょう。
雪崩が発生し、救助が必要となった場合は、まずはリーダーを決めます。
リーダーは何人埋没したか確認、捜索する人に指示してビーコンをサーチにするよう命令
ビーコンサーチは無駄に多くても混乱する場合はオフにさせます。
ダッシュで電波を拾うまでジグザクに進みます。
電波を拾ってから10m付近まではビーコンは胸元に水平に持ちます。
体は冷やさないようにアウタージャケットのファスナーは閉めて、ビーコンはジャケットの下から引っ張り出すのが基本
10mに近づいたら、ビーコンは膝の高さにしてゆっくり進みます。
2.5m以下は、ビーコンは送信器の方向を示さなくなるので、延長線上に目標物を定め最接近したところでプローブを刺し目印を立てます。
埋没者にヒットしてなければ、そこからナルト上に25センチ間隔で斜面に垂直にプローブを数回刺して探し
それでもヒットしなければもう一度ビーコンで確認
ヒットしたら、そこが埋没者の胸元に近いと判断し、スコップで急いで掘り出します。
他の人は、かきだした雪を傾斜の下に放り投げて補助
埋没者の顔が見えたら、呼吸しているか口の中に雪がつまっていたら取り出して気道を確保
呼吸していないなら人工呼吸と心肺蘇生
低体温症が疑われる場合は、体の濡れを対処し風の当たらないところで厚着やツェルトをかぶり、暖かい飲み物を飲んで体温があがるように対処
自力で下山が難しい場合は、警察か消防に救助を要請します。
その日に救助できない場合は、雪洞を掘ってビバーク

私の知識ではこんなところでしょうか・・・
山には極力大勢で行かないと救助難しいですね。