巻機山米子沢滑走2022年2月28日(月)
2/26
おそらく今シーズン最後であろう降雪は1メートル近く積もったのではなかろうか。
津南では積雪が4mを越えたとのことで、今年は当たり年間違いない。
確かにいつもより寒い冬だった。
最後のパウダースノーを楽しもうと、数日前からどこに行こうか悩む。
しかしいつものことだけど、パートナーが見つからず雪崩の心配が少ない山が条件となったので巻機山に行くことに。
あこなら、雪が安定していなければ井戸尾根を滑ればいいし、チャンスがあれば未だ滑れていない米子沢を滑れるかもしれない。
気合十分で山に向かった。
すごい!すでに満車状態
晴パウ狙いの県外ナンバーだらけ。
6時ではすでに遅いほうだった。
6時40分アタック開始。
すでにトレースがしっかり着いていてラッセル無く歩けるものの、登山者が多いせいかスキートレースがワカンでギタギタ。
よってシールが効きにくいので仕方なくラッセルで登る。
井戸の壁は、雪が多くいつものルートは雪庇で上がれない。
前を進んでいた山スキーの集団も悪戦苦闘。結局板を外してツボ足でよじ登り始めた。
自分は何とかスプリットボードでジグザグキックターンで何とか這い上がれた。
見るからに板で登ったのは自分だけだったようで、鼻高です。
どうぞ私のトレース使ってください的な気分だ。
井戸の壁を越えれば、井戸尾根は大したことない。
とにかく天気が良くて最高~
そして次の難関 7合目の急坂だ。
ここは風があたるせいで雪が固く、シールではキツイのでアイゼンに履き替えてシートラで登ることが多い。
この日は雪が柔らかかったのが幸いしスキーアイゼンのみで登れたが、井戸の壁で無理をしたツケがまわる。
太ももが痙攣しだしてペースが落ちはじめた。
ヤバイ、ツムラの葛根湯忘れてきたし
仕方なく休憩しながら歩く。そして後続に次々と抜かれてしまう始末。WW
今度から塩分チャージタブレットを飲もう。
ニセ巻機山を越えて、12時50分山頂
6時40分からスタートしたので6時間もかかったのか~
やはりラッセルが効いたのだろう。もうすこし体力つけんきゃダメだぁ。
しばらく痙攣が止むまで山頂でランチ
山の上でのおにぎりはいつもうまい
雪は安定しているので米子沢を滑ることに
13時10分、太もも復活!
ようやく米子沢を滑る日が訪れた。さぁいくぞ~
山頂から尾根を滑ると雪が固いので滑りずらい、思い切って沢に逃げるとそこには風で飛ばされて溜まっていたパウダースノーがたまらなくエクスタシー
まるで空を飛んでいるかのようにフカフカ
6時間頑張って登った苦労が報われた瞬間だ。
米子沢は天然のハーフパイプのよう
いろんなラインを攻めることが出来る。
1500mあたりから徐々に雪が重パウに・・・
そして1300mは夢の国デブリ―ランドWW
ほぼ端っこしか滑れん
下部はもう雪が重くてターン出来ない
14時、無事帰還
とにかく、天気が良く雪もパウダー
そして数年チャレンジしたものの、条件がそろわず行けなかった米子沢を滑ることが出来て感動しました。
デブリがなければ、最高のルートだと思います。
絶対また滑る!待ってろよ米子沢~