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万太郎山BC2022年2月14日(月)

2/12
天気がいいらしいので勝負の一日に
相手は強敵の万太郎山だ。
谷川岳からすすみ、オジカ沢の頭から沢へ落とし、万太郎山へ登り返して毛渡沢に落とすルートをRSSAの山スキー百山で知ったのは2年前。
以来、いつかここを滑りたいと欲望が生まれた。
またおだまき山の会ではU氏がここの大笹台でイグルー泊をしていた写真を見て、憧れを抱いてしまった。
いきなり谷川からいくのは無謀すぎるので、土樽から毛渡沢を辿って万太郎へ、いけるところまで行ってみよう。
とにかく万太郎の麓までの林道は傾斜がなく長いので時間がかかるが、無木立の万太郎の傾斜にシュプールを描くことが出来たらどんなに最高な気分だろうか?
ワクワクして眠りについた。

目が覚めたのは5時
仕度を済ませて、土樽には7時に到着。
ここまでは予定通りだったが、急にお腹の調子が・・・
仕方ないので土樽駅まで行って用事を済ませ、再びスタート地点にはすでに8時
あらら、一時間の遅刻。
まあ天気も良いから、ゆっくり歩きましょう。
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スタートは毛渡沢橋梁
古い建造物でエモい
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すでにトレースはしっかりついていた。
途中タカマタギ山へ分かれるトレースもあったものの、万太郎へすすむトレースがあったおかげで地図を見なくとも道迷いの心配なく歩けた。
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こんもり積もった雪
今年は雪は多い。
沢にはジャバジャバ水が流れる音が聞こえていた。
もしも落ちればはいあげれない。気を着けなきゃです。
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小屋の屋根にはとんでもない雪が積もっていた。
耐雪建築?地震が来たら大破は間違いないでしょう。
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仙の倉山がこっちを見守ってる。
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仙の倉谷と毛渡沢の分岐
ここからちょっと山の奥に入る
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ぽっかり穴があいてるので要注意

沢から急登を登る。ここで1100m
ここから854mのぼらんきゃならんのだが・・・
ここですでに11時。林道から3時間もかかるとはつらい。
ジグをきって登っていると、上から聞き覚えのある雄たけび
先行者が滑って降りてきた。
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まさかのおだまき山の会の人たちとは
何という偶然!
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滑りが達者な人たちばかり
雪煙りを巻き上げてすごいスピードで消えていった。
ああ、早く俺もここを滑りたい。
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大笹台にようやく到着 12時
おだまきのみなさんのシュプールが描かれていた。
ここでイグルー泊してみたい
誰もいない雪山は神秘的 ここで松乃井で晩酌でもしたらサイコーだ
そんな妄想をしながら硬い雪面をジグで登る。
上に行くほど硬くなりキックターンの際、シールが効かず落ちそうになるので恐かった。
山頂には14時到着!
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仙の倉山は雄大だ。必ず滑ってやるから待ってろよ~
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こちらは谷川へ続く稜線
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やっと山頂へ
モンスター化した山頂道標
14時
バテバテで足が攣るのでここで初めて休憩
あったかいお湯がうまい。
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空を見るとハロ現象が
ここからスノーボードで854m落としてきました。
大笹台から下は、日陰で冷凍保存された雪がサラッサラに残っていて、思わず雄たけびが漏れる
辛い道のりだったが、ここで一気に報われた。
さてここからがスプリットボーダーには地獄の道のり
緩斜面とたまに現れる登り返し
ボードで手漕ぎも辛いので、先日購入したスキーのキックゾーンにだけ貼るタイプのシール
ブラックダイヤモンドのグライドライトミックスキッカースキンを試してみた。
まぁ思ったほど、滑走性は高くはなかったので、スキンをカットして滑走性を高めようかな
そしてようやく土樽へ戻ったのはうっすら暗くなり始めた16時半
長い闘いだった。
万太郎山、またいつか・・・
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