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谷川岳主稜線の縦走2021年10月19日(火)

平標山から仙ノ倉、万太郎山を越えて谷川岳へ行くのは足に自信がないとなかなかできない。
自分はまだまだと考えていたが、知り合い二人が昨年に踏破していたので自分も行かないとプライドが許さない。
しかしながら、時間もかかるし、天気もいい時を狙いたいが夏は暑すぎる、休日は雨だし
コロナで谷川岳ロープウェイは時短営業で16時まで・・・
結局、10/10に
この日を逃せば、今シーズンは厳しいだろう
前日に山小屋で準備を済ませて、5時には歩きだしたかった。
しかし天気予報では止むはずの雨がパシャパシャと音をたて、みなぎる闘志を萎える
暗い中ヘッデンをつけて外に出て、様子をうかがうが視界が悪すぎてやる気が出ない。
諦めてそのまま布団をかぶって寝なおした。
今日はもうこのまま下山しよう。
そんな気持ちになりかけていると、山小屋の奥さんが現れ、朝食の準備をするために布団をかたずけるよう言ってきた。
朝食は頼んでいなかったので、ここで退室しなければならない。
隣の避難小屋に移動して朝食のドライフーズのお粥を食べた。
そうこうしてるうちに雨も止んだので、6時半に出発
平標の階段を上がると信じがたいことにお天道様が雲の上から顔をだした。
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奥に見えるは仙ノ倉山か
来ていた雨具をぬいだ。風は強いが雨の心配はなさそう。
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強風の平標山頂から仙ノ倉へ
奥に進むほどに風はますます強くなる
しかしガスが抜けると、絶景が見えたり
きっと下界からみると滝雲のなかを歩いているのだろうか・・・
早くその雲の上まで上がりたいところだ
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雲海の上に・・・
しかし相変わらず風が強い
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仙ノ倉山~
ガスで見晴らしゼロ
休憩したかったけど、これじゃあ時間の無駄なので水分補給だけで山頂を通過
ここからエビス大黒の頭、毛渡乗越まではとにかく急な下り坂を降りる
谷川方面からきたらここは急登になるので、ここできっとペースダウンするんだろうなと想像がつく
平標側からの縦走のほうが辛くないのかもしれない
ここでソロの女性登山者とすれ違った。
吾策新道から万太郎山を登って平標新道を降りるルートらしい
たくましや
話によるとガスと強風はこの先続くものの万太郎山だけは見晴らしがいいらしい。
望みはそれだけだ。とにかくもう引き返す選択肢はない。
ただただ突き進むのみ
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10時になると東俣の頭に、そこからは万太郎山がみえるではないか
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何ともかっこいい姿
初めて見る万太郎山は一目惚れ
つぎは穏やかな日にもう一度来てみたい。
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谷に目を向けると、雲海揺れ動く下に緑と赤の混在する絨毯が・・・
来て良かった。
そう思えた瞬間でした。