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平成最後の山行2019年4月30日(火)

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いよいよ平成の元号も終わる。みなさんやり残したことはありませんか?
私は、春の越後駒ヶ岳の景色を拝めずにいたのはどーにも気がかりであった。
難易度も高く平成最後にふさわしい、これは行くっきゃないっと気合を入れて前日にたっぷり栄養をとってエネルギーを蓄え支度を整えた。
しかしうっかり寝坊、予定していた時間を1時間ほど遅れて登山口に
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すでに何台も車が停めてあり、一番最後。
奥只見シルバーラインは朝6時にゲートが開き、午後の18時に閉まるので12時間の勝負となるが計画書では16時に戻る予定でいた。
ここで1時間の遅刻はスケジュールが厳しい。
スピードを上げて登ることにした。
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スプリットで登るのは珍しいのか、すれ違う登山者にいろいろ聞かれる。
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道行山のとりつきまでは川沿いの道を歩く。
結構長い。
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一部、雪が解けて板を脱ぐところあり
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道行山のとりつきのところにて、どなたかここでテント泊していた。
モンベルのステラリッジかな?自分もこれにしようかと悩んだほどいいテントだと思う。
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大阪から来たという二人のパーティーの後ろを歩く。
道行山は急登で板を背負いアイゼンで登る。
背中が重いのでつらい。
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しかも一部雪がついていないところがあって危険だ。
アイゼンの爪でパンツに穴をあけてしまった。
すでにだいぶくたびれてきていたので来期は新調しないとかなぁ
道行山を登ると景色は見通せて、先週登った日向倉山、未丈ヶ岳が眼下に映るので疲れも吹き飛ぶ。
小倉山の尾根を歩き、緊張のトラバースを過ぎれば核心部分となる急登を登る
ここでヘリが現れ自分の頭の上を周回
だれか遭難したんだろうか?誰かはわからないが同じ登山者として無事を祈った。
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急登を登ると素晴らしい面ツルバーンが広がる。駒の小屋が現れた、ここでおにぎりを食べてエネルギーチャージした。
駒の小屋の中は暗くてよく見えなかったが、思った以上に狭い印象、水場もどこにあるのかわからなかったがあまりあてにしてはいけないのかなと思う。
小屋に泊まるつもりならば水は大目に持ってきたほうが無難だ。
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ここからまたアイゼンに付け替えて急登を登る。
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ついに山頂、13時13分
登り始めた7時17分 約6時間 遠いですね~
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八海山の裏が見える、結構近い印象。
来期は越後三山の縦走してみたい。
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登ってきたルートを振り返る。
んーーー マンダム
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ここから白沢を滑走。すでにトレースが数本ついていた。初めてのコースで緊張したがたっぷり滑れて楽しい。
しかし道行山の登り返しが急登でなおかつクラックがところどころ入っていたり藪漕ぎもありと難しいルートだったうえ、持ってきていた水も底をつきエネルギー切れでバテてしまった。携帯の電波も入らず、ここで15時を過ぎ焦る。
道行山に何とか登り再び滑走、柳沢に滑るルートもあったがもう冒険はできない時間。来た道をそのまま戻った。
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北の又川沿いを再び歩いて戻ったが、雪崩のデブリで道が埋まっていたのみてビビる。
今日に発生した雪崩だろう。偶然にもここを歩いていたら間違いなく圧死していたかも。
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なんだかんだあったけど、18時のタイムリミット30分前に通過できた。セーーーーフ。
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いつかはやっつけてやると挑んだ平成最後のバックカントリーは、強敵ではあったがなんとか踏破できた。
嬉しさがこみ上げて某寿司屋さんで祝盃をあげた。
ご主人がおすすめの希少な日本酒がさらに祝宴に花を添えた。
平成最後の山行に乾杯(*´▽`*)