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高松山2019年2月26日(火)

2/24 凝りもなく、またもやバックカントリーに行って来ました。
今回は、いろいろ悩んだ挙句に糸魚川焼山温泉からの高松山だ。
登りに5時間、下りに2時間の7時間もかかるロングコースゆえに、出発はどうしても早くなる。
自宅を2時半にでて、待ち合わせの糸魚川のコンビニに4時15分頃到着し、車をデポするために焼山温泉駐車場へ、まだ日が昇らない5時頃だろうか、ヘッドランプをつけて私と、TUさんとHIさんの三人で笹倉温泉を出発した。
星空がすでに見えるので、一日晴天は間違いないだろう。気温も上がるのらしいのでガスが発生しなきゃいいけどと思いながら歩き進む。
自分たちのパーティが先頭と思いきや、先のつづら折れでヘッドライトが点灯して動いているのが見えた。どうやら上には上がいるもんで、頚城の山に魅せられたツワモノ達が我一番乗りとばかりにいい思いをしようとしてるんでしょう。
雪の状態は想像していた通りのカッチカッチのアイスバーンでスプリットにはつらいトラバースでエッヂがすべって数回軽く滑落してしまった。
その点、山スキーは楽々傾斜を横切りながら登っていくので見ていて羨ましく思う。
いずれどこかの頭のいいメーカーが専用の道具でも開発してくれるだろうと期待するしかない。
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ここらへんで明るくなる。朝陽があたる昼闇山がかっちょいい
辛いつづら折れを過ぎて、緩やかな登りを歩いてアマナ平へようやく到着。
ここでIHさんは下山、どうやら所用で帰宅とのこと。
ここでiHさんからモンスターエナジードリンクを差し入れでいただいた。
おじさんは初めてのんだけど、味はオロナミンC的な味なもののパワーはその倍は効き目は強そう。
エネルギーは満ちあふれたところで、ここから急登をよじ登る。
おだまき山のエースTUさんはスイスイスキーで登っていくが、スプリットの自分はツアーモードでは厳しい、諦めてアイゼンに切り替える。
担いだスプリットボードが滅茶苦茶重いが、風がほとんどない状態だったのも幸いし1400mまで頑張って登った。
後ろから来た夫婦らしき信州から来たという二人に追い抜かれ高松山の一番乗りは、私の体力の無さが原因で奪われてしまった。
しかも抜いて行った一人は女性だったこともあり、ショックはでかい(T_T)
いつかみていろ、トレーニングで太もも倍の太さにしてやるぜ!
などと心の中で叫ぶ。
1400ⅿから上は再びスプリットに履き替えたが、1600位からだろうか再びアイゼンにはきかえ、片手にピッケル
先月購入したピッケルの出番がきて嬉しい(≧▽≦)かっててよかった。
しかし登山は甘くない、残り100ⅿがなかなか進まなくて歯がゆいが、足が滑って落ちれば無事では済まないのでここは牛歩の歩みで進んだ。
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息が切れるなか、ついに登頂
1725ⅿの頂の上についた。
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隣で焼山がこっちをにらんでいるかのように噴煙を少し出しているではないか!
入山規制も解除されたとはいえ、間違いなく活火山。いつ噴火したっておかしくはない生きている山だ。
そう思うと自然の偉大さに謙虚な気持ちになる。
そして焼山の下の北面台地が美しく広い。IMG_6559
TUさんもこの頚城の山の虜らしい。最近はもっぱらこっちに足を運んでいるみたい。
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そしてついにご褒美タイムの滑降開始だ。
雪はすっかりアイスバーンかと思いきや以外にもパウダーがしっかり上に乗っていて十分楽しめる。
気温も上がり南向きの日当たり良好な斜面が崩れていて、ところどころデブリに遭遇
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一の倉川を沿って降りたが、ゴルジュ地帯はそりゃもう雪崩のデパートとばかりに雪の塊がゴロゴロ転がっている。(@_@;)
北側の斜面をトラバースで回避、そして緊張の大滝がパックリ口を開けていたので、ここも慎重に板を外して壁をカニ歩きで通過。
そして最後の難関、すっかり日が射して崩れそうな壁を順番に急いで登りかえした。
あとは車をデポしてある焼山温泉の駐車場までクルージング。
雪が緩んでここはこれでまた楽しかった。
そして今日の山行は終了。久々のグッタリ。糸魚川から十日町の2時間の帰り道が辛い。
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下山後は、一度は行ってみたかった「あさひ楼」へ二人で
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まるで大盛りのようなチャーシューメンの普通盛りにびびった!
くたびれた体にラーメンは直球ストライク!
感謝を込めて850円お支払いし一日の山行を終えた。